かわすい通信vol.79 新仔うなぎ入荷について

こんにちは!

うなぎ屋かわすい川口水産の上川です。

 

毎回スタッフが入れ替わりで登場し弊社の日常や

うなぎに関する事などをお知らせする「かわすい通信」

今回は私からをご案内させていただきます。

 

11月ごろに稚魚漁が始まり、早い段階で

池入れされてから1年未満で食べごろに育ち、早いところでは

6月下旬頃には少しづつ池上げされる「新仔うなぎ」

身も皮もとろけるように柔らかいのが特徴です。

 

活きたままの姿を見ても、他のうなぎと比べて黒っぽくなく

指で触れてみるとふわふわで柔らかいのが分かります。

串打ちで焼く場合は、柔らかすぎて逆に焼きにくいというほど

柔らかい新仔うなぎもございます。

当店でも、普段からうなぎの質に合わせて調理工程を変えているので

新仔うなぎを焼く場合にも当然、蒸しや焼きの工程を変えています。

 

この新仔うなぎ、例年通りなら7月上旬ごろから当店にも少しづつ入荷されるのですが

今年は天候や池入れされた稚魚の量など、いろんな影響があり

6月中頃以降にうなぎの成長が遅くなり入荷が遅れておりましたが

最近になってようやく少しだけ入荷されました(^^)v

 

新仔うなぎの入荷が決まると工場長が「新仔、新仔~♪」と隣の席で

嬉しそうにし、捌きの職人さんや他のスタッフも、ここぞとばかりに

贈答用や自分で食べるために買って帰りますw

 

これがその入荷した新仔うなぎです。

 

こちらは新仔じゃないうなぎ。

 

新仔うなぎの方は色が薄く、中には青みがかったものも。

もう一方のうなぎは黒っぽい色をしています。

黒っぽいのは美味しくないというわけではないのですが

新仔うなぎと比べると色だけでもこれだけ違います。

 

育て方や産地、水質、池上げの時期などで

一概には言えないところもあるのですが

新仔うなぎは身と皮がとろけるように柔らかいのが特徴で

それ以降のうなぎは味が濃いのかなと思います。

 

うなぎは夏の土用丑があるので、なんとなく夏が旬のようなイメージですが

本当はこの「新仔うなぎ」がまとまって出てくる秋口からが旬になります。

当店でも8月中旬ぐらいには潤沢にご用意できるかと思いますので

「新仔フェア」として皆様にご案内できるかと思います!

 

ちなみに今回ご紹介した「新仔うなぎ」以外にもうなぎの呼び方に

「トビ」や「青口」といったものもあります。

以前、当店に入荷したうなぎの中にもこの「トビ」が

入っていたことがあり、試食したことがあるのですが

ホントに味も脂のノリも抜群で美味しいうなぎでした(^^)

このレベルのうなぎはホントに希少で、これが「トビ」です!

といってご用意できないのが残念です(^^;

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